2025/04/14
医学科 看護学科

本学医学科および看護学科の学生7名が、「学生メディカルラリー2025」にて総合優勝しました

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「学生メディカルラリー」で総合優勝したチームの皆さん

 2025年3月23日に東京科学大学で開催された「学生メディカルラリー2025」において、本学医学科および看護学科の学生7名が参加したチームが「総合優勝」を果たしました。

表彰された本学学生 ※学年は現在のものです

東郷 一真(医学科第6学年)、村岡 暁(医学科第6学年)、黒田 えいみ(医学科第3学年)、中村 ちひろ(看護学科第4学年)、牧 花乃(看護学科第4学年)、石丸 泰希(看護学科第3学年)、齊藤 亮(看護学科第3学年)

 メディカルラリーとは、医療系の専門職(医師、看護師、救急救命士など)でチームを組み、ERやICU、災害などのシナリオ(症例)に対して、限られた時間の中でいかに適切に診断?処置を行えたかを点数化して競うもので、今回は学生向けに開催されたものでした。全国から21チームの応募があり、抽選で7チームが出場しており、本学の医学科?看護学科学生7名と日本体育大学の救急医療学科学生3名でチームを構成し参加しました。


 今回、本学学生が参加したチームが、災害、JPTEC、救命救急センター(初療とICU における集中管理)、小児救急、チームビルディング(無線連絡)の5つのシナリオの総合評価が最も高かったため、「総合優勝」を獲得しました。また、救命救急センターと小児救急でも、それぞれ1 位という結果を獲得しました。

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表彰者コメント

医学科第6学年 東郷 一真 さん


 この度学生メディカルラリーに出場し、総合優勝という結果をいただきました。医師役、看護師役、救急救命士役の3職種で協力し合い、またメンバーそれぞれの強みを発揮できたからこその結果だと思っています。私は医師役として出場しましたが、医学的な知識だけではなく、患者対応についてよりよくできたらと顧みています。患者さんに分かりやすく説明すること、特に小児の診察では、親御さんへの説明や声かけに難しさを感じました。ただ病気を診るだけではなく全人的に診られるよう、臨床実習を通じてこれからも学んでいく所存です。

医学科第6学年 村岡 暁 さん


 学生メディカルラリー2025 に出場し、総合優勝を収めることができました。メディカルラリーでは多様なシナリオに対し、医師?看護師?救急救命士としての臨床技能を競い合います。私自身は災害時DMAT、ER?ICU および小児救急外来で医師役としてチームでの診療を牽引しました。競技として、また医師を目指す立場として反省は多々ありますが、これまでの学びやチームでの練習の成果を存分に発揮することができました。ご指導?ご支援いただいた皆様に感謝申し上げるとともに、この経験を日々の臨床実習の励みとしてまいります。

医学科第3学年 黒田 えいみ さん


 チームリーダーを務めさせていただきながらも、医学科2年(参加当時)ではチームメンバーの中で1番臨床の経験がないということに葛藤がありました。チーム結成からの1年間で、チームメンバーには多くの面で育てていただきました。当日は消防隊や看護師、災害医療におけるコマンダーなど様々な役職を経験し、異なる視点での医療を学ぶことができました。他職種の方々への感謝と理解しようとする姿勢を忘れず、多職種連携に基づいた医療を行う医師になれるよう努めます。チームメンバーをはじめ、すべての関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

看護学科第4学年 中村 ちひろ さん


 2年時、メディカルラリーに出場する学生に憧れ、「仲間に安心を与えられる存在になりたい」と強く思いました。自身の実力不足に悔し涙をこらえながら、ゼロから仲間を集め、フローシートを作り、学びを積み重ね、チームに知識と熱意を注ぎこみました。念願のメディカルラリー出場。必死に挑む仲間の成?を感じ、心から嬉しく思います。患者さんやその家族、他職種にも信頼され、安心を届けられる看護師を目指して、これからも挑み続けます。チームメンバーと支えてくれたすべての方に感謝申し上げます。

看護学科第4学年 牧 花乃 さん


 学生メディカルラリーの救命救急センターのシナリオに看護師役として参加しました。練習では看護学生、医学生、救急救命士学生が専門的視点を持ち寄り、学ぶ貴重な機会となりました。また私は第3 学年の領域別実習直後で、授業や実習で培った知識?技術を、臨床さながらの場面で活用し、看護の実践的な対応力や奥深さを改めて感じました。この経験を第4学年の学びや将来の実践につなげ、質の高いケアを提供する看護師を目指して努力を続けていきたいです。改めて、チームメンバーの皆さんと運営の方々に感謝申し上げます。

看護学科第3学年 石丸 泰希 さん


 学生メディカルラリーに看護師役として参加させていただきました。医師?看護師?救急救命士の3職種がそれぞれの強みを活かしながら、チームとして連携することで、今回の総合優勝という結果を得ることができました。看護師として、患者さんだけでなく、ご家族に寄り添った看護を実践することができたと感じています。今回の貴重な経験を活かし、患者さんやご家族に寄り添い信頼される看護師を目指していきたいと思います。共に出場したチームメンバー、運営スタッフ、メディカルラリーに関わるすべての皆さまに心より感謝申し上げます。

看護学科第3学年 齊藤 亮 さん


 今回のメディカルラリーは、チームとして2度目、今回のメンバーでは初参加でした。職種や学年を超えて病院前診療、集中治療室での治療や看護、災害対応などを学び、実践する機会となりました。救命救急センターのシナリオでは、ICUでの看護におけるコミュニケーションの重要性を強く感じました。小児患者のシナリオで、患児とその家族への治療中の接し方や、子どもの権利や安全を護る存在としての医療者の役割を改めて考える機会となりました。今回の参加にあたり、ご指導?ご協力をいただいた全ての皆様、ありがとうございました。

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